いよいよ今週11日(木祝)と迫った「J-WAVE SAÚDE! SAUDADE… CARNAVAL 2010」、ノタミウ取り扱い分の前売り券もめでたく完売!!みんなありがとう!!イープラスでは明日9日の18時まで取り扱ってるそうなので、前売りが必要な方は今スグ!!
というわけで、11日にお披露目予定の新曲「一月の河」について。
知ってる人には聞き飽きたハナシかもしれないけど、一月=Janeiro、河=rio、で、Rio de Janeiro。リオデジャネイロって、ポルトガル人探検家がブラジルを「発見」したのが1月で、グワナバラ湾を河と勘違いして名付けられた名前なんだって。
そんなウンチクはともかく、日本の一月って寒くて鬱々としちゃうよね。個人的なハナシなんだけど、2007年の一月、mvのリーダーのアニの家で居候してた。ただでさえ鬱ぎがちな一月なんだけど、ちょっとワケあってそんとき相当凹んでた。んで、色んな想いを吹っ切るためにリオに旅立ったんだ。暗くて、寒くて、鬱々なニッポンの一月から、明るくて、暑くて、ハッピーなリオデジャネイロへ。現地でのいろんな経験が、オレの人生に大きな影響を与えた。
なんつうか、リオの人たちって本当にみんな生きてるって実感があるように見えた。仕事がなくても、カネがなくても、彼女がいなくても、海があって、太陽があって、酒があって、仲間がいて、んでサンバがある。なんかそういう生活が眩しく見えた。
ちょうどそんな生活をしてたときに、ヨコハマのアニから連絡があって、オレの帰国後にクラブイベントでサンバやるから一緒にどうだってハナシがあった。それがmv設立のきっかけ。そこら辺のいきさつについてはモシラヂでアニが喋ってるから聴いてみて。
んで、mvのおかげで、今のオレには、海があって、太陽があって、酒があって、仲間がいて、んでサンバがある。
そんときのオレを横で見てたアニが作った詞に、オレが曲をつけました。11日、楽しみにしてて。
一月の河(Áni – cámaci)
ビルに囲まれた路地裏の道
四角く切り取られた青い空
見上げるたびに吐き続けたため息スニーカーのつま先の土の跡
アスファルトに焼き付いたチューインガム
下を向いて歩いた記憶だけ残る一月の河沿いの道
まっすぐに南へと続く
水面を走る月の光を辿れば
やがて聞こえてくる波音が全てを包む真夜中にカヴァキーニョ掻き鳴らしても
この満月に叫び声を上げても
リピートし続ける耳の奥のノイズ一月の河へ続く道
まっすぐに未来へと続く
街に溢れる激しいリズムを辿れば
心地良く響くあの音色が僕を包む空砲のピストルをぶっ放せ
空高く舞うボール目がけて
ちなみに、最後のフレーズは映画『City of God』の冒頭のシーンへのオマージュ。